2030年を見据えた次世代の産業・技術分野における新ビジネス創出を促進するプラットフォームである「次世代テックフォーラム」にて、浮体式洋上風力発電の研究開発動向の一環として、次世代の国産風車“FAWT”をご紹介します。
次世代テックフォーラム 新エネルギークラスター 2024年度第1回クラスター会議
~浮体式洋上風力発電の将来展望と実用化に向けた各社の取組みや課題~
開催日時:2024年7月29日(月)
開催時間:14:00~17:00
場所:大阪商工会議所 4階 402号会議室
政府は2030年度の総発電量に占める再生可能エネルギーの比率を36-38%にすることを目標としています。この目標を達成するためには、昼夜問わず安定的かつ高効率の発電が可能な「洋上」風力発電の導入拡大は欠かせません。
しかし、日本では、発電機を海底に固定する「着床式」洋上風力発電では陸から数kmしか設置できないという地形的な制約があります。そこで、注目を集めているのが、係留した浮体の上に風車を載せる「浮体式」洋上風力発電です。浮体式にすることで、沖合に発電機を設置し、より強力な風を利用できるため、エネルギー効率の向上が期待されています。
一方で、実用化に向けては、風車の安定性確保、低コスト化、送電効率の向上、海中の動揺への対応など、多くの技術的課題が残されています。
そこで本クラスター会議では、「浮体式」洋上風力発電について、以下のような多角的な視点からご紹介し、新たなビジネスの可能性を考えます。
・大阪大学大学院の柴田特任教授による最新の研究開発動向や実用化に向けた技術的課題とその解決策の解説
・現場の一線で活躍する各社の部品・素材の開発状況の発表
(株)アルバトロス・テクノロジーより低コストの小型浮体式洋上風車「FAWT」の開発状況、住友電気工業(株)より海底電力ケーブルの開発状況、帝人(株)より係留ロープとして有用なアラミド繊維素材について紹介
・パネルディスカッションでは、現場が求める技術ニーズや協業の可能性などを深堀
・会場内に浮体式風力発電の筐体や部品のサンプルを展示
詳しくはこちら https://www.osaka.cci.or.jp/event/seminar/202405/D22240522012.html
次世代テックフォーラムとは?
ウェブサイトより抜粋
2030年を見据えた次世代の産業・技術分野における新ビジネス創出と、分野横断によるクロスイノベーションを促進するプラットフォーム事業「次世代テックフォーラム」。
これまでのAIクラスター、モビリティクラスター、新エネルギークラスターに加え、2024年度から宇宙ビジネスクラスター、Neoマテリアルクラスターを立ち上げ、それぞれのクラスターで最新情報の共有や参加企業間のネットワーキング等、新ビジネス創出に向けた取り組みを行っています。
詳しくはこちら https://www.osaka.cci.or.jp/event/seminar/202405/D22240522012.html